「おうちバイリンガル!」育児で大事なのは、パパママが「ムリしないこと」

 前回のブログ記事でもお話した通り、私自身は英語の習得にとても苦労していますので、娘にはなるべく早い段階から英語に親しんでほしい、英語を当たり前の言語であると感じてほしいと思い、日常の中でなるべく多くの時間を英語と触れられるように工夫しています。



 とはいえ、娘は毎日保育園に通っており、朝8時半~夕方18時まで、お友達・保育園の先生方と日本語でコミュニケーションをとって遊んでいます。そのため、私が娘にプレゼントできる英語時間は、毎日最大4時間程です。この間に、ごはんを食べたり、お風呂に入ったり、一緒に遊んだり・・・娘と取り組むことはてんこ盛り!!特に、自我が芽生える時期・イヤイヤ期の娘を保育園に送り出し、帰宅するだけでもハードなうえに、「娘と一緒に居る時間をすべて英語に」と考えると、正直考えただけでヘトヘトです(笑)。語りかけ、DVD・動画の視聴、絵本の読み聞かせをすべて英語で、という徹底した英語の環境作りは、我が家にとってはハードルが高かったですし、日本語をそこまで排斥したくない(コミュニケーションツールとして日本語もしっかり身に付けてほしい)と思っていたので、長続きしなさそうな英語との関わり方は、さっと捨ててしまおう、と決めました。



 そこで、「おうちバイリンガル!」育児のモットーは「パパママが、ムリのない範囲で、日常に英語を取り入れること」としています。この「ムリのない範囲で」という言葉には、パパママが「精神的に、経済的に」ムリしないということを含んでいます。



 子どもの英語教育に熱心な親御さんほど、「子どもと十分に遊んであげられていないかもしれない」などと、自分を責めてしまう方が多いと思います。でも、英語云々の前に、子育ては本当にエネルギーを使う上に、20年以上も続く、長丁場です。子どもにご飯を食べさせて、外で遊ばせて、お風呂に入れて、オムツやパンツを変えて、保育園・幼稚園・習い事の送迎をして、寝かしつけて・・・毎日それだけで、本当に一苦労です。大きくなってきたら、思春期特有の悩みや進路など、一緒に頭を悩ませることが増えるかもしれません。それに加えて、多くの方が仕事や家事もこなしています。こんなにたくさんのことをこなしているパパママが、子どもの英語教育で、さらに自分を追い込む必要なんてないのです。



 また、子育てにはお金がかかります。英語だけにお金を使えばいいわけではなく、習い事や学費など、成長に合わせて使いどころはどんどん増えていきますから、一部のご家庭を除いて、ムリのない範囲で英語を取り入れたいというご家庭が多いのではないでしょうか。今では、高額な英語教材を購入したり、インターナショナルスクールに入学したりという特別な方法をとらなくても、お子さんがバイリンガルに育ったというお話は珍しくなくなってきました。現代の恩恵である、YoutubeやNetflixを最大限活用して「おうちをプチインターナショナル環境にするぞ!」くらいの感覚で、経済的にもゆとりをもってバイリンガル育児をすることは十分に可能なのです。



 英語は、コミュニケーションツールである以上、長い付き合いになっていくものです。決して、一夜漬けのテストが終われば「はい、さよなら」というものではありません。人生が続くかぎり、英語でのコミュニケーションは成長し、深みを増していきます。ですので、長い目でみて、一日1分でも5分でもいいから日常に英語を取り入れて遊ぼう!楽しもう!くらいの軽いスタンスのほうが、長く付き合っていけるのではないかなと思います。そうした意味では、子育ても英語も、同じですね。「ムリせず、軽やかに」、シリアスになりすぎないくらいの方が、パパママにとっても、子どもにとっても、英語と楽しく付き合える秘訣だと感じています。

 


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!



Susie

Susieのおうちバイリンガル!

日本で、おうちにいながら、 英語・日本語のバイリンガルを育てる方法を研究し、発信しています。

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