少しお話したことがあるかもしれませんが、私はアメリカで娘を出産しました。
それまで海外にご縁がほとんどありませんでしたので、
まさか自分が海外出産することになるなんて、夢にも思っていませんでした。
当時、すでに結婚から2年以上が経過しておりましたが子どもを授かっていなかったので、
「私たちは夫婦でのんびり生きる人生なのかな。それもそれで楽しそう!」
なんて考えていた矢先、渡米する半年前になって、妊娠が分かりました。
当時は、日本の実家に残って出産するか、渡米して出産するか、とても悩みました。
悩みすぎて、陣痛で具合悪いのか、考えすぎで具合悪いのか、区別がつかなかったです笑。
はじめての妊娠、その身体での飛行機への搭乗、初のフル英語環境、海外出産・・・
メンタル最弱種族の私には、いくらなんでもハードル高すぎません???
と、意識が朦朧とする中でいつも思っていました。
こんな私ですから、
「慣れ親しんだ日本で出産したほうが、楽かもしれない。」
はじめはそう思いました。
・・・でも、次の瞬間には、こう思ったんです。
「もしアメリカで出産したら、
日本の国籍に加えて、アメリカの国籍も子どもにプレゼントできちゃうってこと?!」
私は純日本産ですので、日本国籍しかそもそも知らないですし、それ以外持っていません。
でも、世界には、複数の国籍を持っている方々が大勢いるので、
世界的にみれば、複数の国籍をもつことは、珍しいことではないのかもしれません。
おまけに、とても重要なことは、
国籍は生まれた瞬間に決まり、基本的には後から追加することができないということ。
こう考えたとき、私は思いました。
「子どもにアメリカ国籍をプレゼントしたい!!」って。
子どもが成長して、自分の将来をどこで過ごしていきたいかを考えるようになったとき、
「アメリカ国籍は自分には要らない」と思ったのなら、それはそれでいいんです。
そうなったとしてもいいから、子どもには、
◎将来の選択肢が広がる何かをプレゼントしたい
◎「選べる」という状況を提示してあげたい
という思いが、この頃から私の選択基準・行動基準になっていたのかもしれません。
・・・
こんな風に偉そうに語ってますけど、
実際は陣痛が怖すぎて、無痛分娩が主流のアメリカで出産した方が精神衛生上よいなとか
当時かかっていた日本の産婦人科医さんが怖そうだったので、ここで出産は気が引けるとか、
出産のときに主人に一緒にいてほしいしそれまでの妊娠期にも何かと甘えたいな
なんていう自己都合満載の母であったことも事実です笑。
・・・
長くなったので、次回に続きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
Susie
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